半ドンの午後出、今回は東名を西に走って大井川、噂の大河巡りと人気の鐵道に初の乗車、
平日午後の東名下り、どんよりの空模様、梅雨だから、6月だから、時折ガラスに水滴がつく
由比PAにて、目の前がすぐ海、駿河湾、昔は柵を乗り越えて釣りをする人も居たとか、納得、
用賀から約2時間30分、島田市内に入る、掛かる踏切は東海道線、JR東海の6両編成が通過、
まず向かったのは川越(かわごし)の宿場跡、大井川の島田宿側、跡地と言っても現在でも
住まわれている方々は多々、東海道五十三次の現存的歴史博物館がそのまま住居という方と
市が管理する建物が混在、実に紛らわしいのがかえって新鮮であり、傘をさしての物見遊山、
越すに越されぬ、だった大井川の当時の宿場事情は、それこそ大雨などで渡し留めともなると
長く逗留を余儀なくされる旅人の落とすお金は半端でなく、江戸を凌ぐほどの賑わいだった、
博物館も併設、川渡しの当時の実情、経済などを学ぶ大人の社会科見学、立って乗ることは?
それゆえ、川越、カワゴシ、という地名には、東海道でも特別な意味合いがあったようであり
ところで、島田市の取り付けた看板、標高はさておき、22.7という数字は大変意味深長な、、
川越より下流に、明治になって架けられたという蓬莱橋の存在を知り、さっそく渡ってみた、
箱根八里は馬でも越すが越すに越されぬ大井川、なるほど、川幅にまず圧倒されるし、水量
流れは、広い河原を選ぶようにいく状にも分かれてまた集まりを繰り返して太平洋へ向かう、
源流は、赤石山脈、山間から出て以降は、大きな高低差もなく見えるが、流速は相当速い、
入り鉄砲と出女の江戸城の防衛のため橋の懸架がされず、東海道最大級の難所でもあった歴史
雨の中、傘さしながら長大な木橋と水の流れを眺めながら悠久の時に浸るも対岸が気にかかり
県道の橋を渡ると、金谷宿側の街、こちらは諏訪原城のある城下町でまた違う風情、JR金谷駅
東海道の石畳が残されているというので歩いてみる、金谷坂、駿河と遠江を分ける峠に向かう
石を上手く埋め合わせた江戸時代の土木技術の高さ、雨でちょっと滑るけど、草鞋を履けば、
島田に戻り投宿、隣のお店、八寸へ飛び込みで入る、これが、自分のインスピを褒めたくなる
素晴らしい店内、マスターの腕前、カツオは御前崎で今朝上がった刺身、皮付きで、うまし!
沖カサゴの空揚げ、レモンをかけて、塩少々、なんとも、黒潮の産物、いただきます、うまし
イカは、なんとタルイカ、富山湾の大イカを市場で敢えて買ったご主人、モチモチの食感を
うまし、美味いと口にしたせいか、マスターを上機嫌にさせてしまい? カツオの酒盗を、
さらに、ガラッと炊き上げたカツオの残、内臓なども出していただく歓待ぶり、人参もグっ!
名代らしい焼売に続いて餃子も頼んでしまい、これもうまし! 大満足な晩材でお腹いっぱい
泊まったビジネス宿は二人で朝弁当つき6600円、江戸時代の賑わいを納得させる足止め力か
翌朝、太陽が顔を出して眩しい青空、島田市街から大井川沿いに遡行、大井川鐵道が寄り添い
川根の道の駅には、温泉、日帰り、泊まりもあって、木製の陸蒸気も置かれて、休日はさぞ
そして、川根といえばお茶、静岡茶を代表するブランドとか、山、丘陵、段々畑、すべてお茶
千頭駅に到着、目ざとく立ち蕎麦を発見するも休止中、やっていればさぞかし賑やかな様相
千頭駅より、まず大井川鐵道・井川線に、森林、ダム開発で作れらたトロッコ風小さな汽車
運転台付近に乗る、というかお客は私をいれて全3名、4両編成の貸切、すごく贅沢な気分に、
少しづつ川幅が狭まった大井川の河岸を、ジーゼル機関車に押された客車は時速25キロで、
駅には、民家、集落があり、どこであっても茶畑がある、新葉の摘まれてない畑もあって、
ひと駅ごとに扉を開け閉め、風景、駅の情報をアナウンスしてくれる車掌さん、さらに、後述
窓に新緑と大井川の流れ、水質は硫化水素が含まれるらしく、やや青濁りに薄くなるのが特徴
車掌さんのお仕事は、アプト式電気機関車の連結補助でもあった、日本唯一の方式を誇る
補助機関車の連結を行う車掌さん、一部の鉄道ファンからは最高に羨ましい作業のひとつとか
後ろから電気機関車に押されてアプト式を登っていく、急な勾配に思わず身を乗り出して、
車窓は、長島ダム、放水中のしぶきが虹を作っている、渡してある吊り橋は一般人も渡橋可能
写真では伝わりにくいけど、中央に駆動の歯車のついた電気機関車に押されて登る急勾配
下車した接岨峡温泉駅にて、終点の井川まで行くと上りの汽車での次の乗り換えに遅れるため
本川根記念館に作られた越中式鉄砲堰の模型、貯めた水を堰を切ることで一気に木材を流す
システム、方法、実際、大井川流域の木材は江戸まで運ばれるなど日本各地で活用された、
荷受、荷物預かり、郵便ポスト、駅は物流のターミナルも担っている、どんなに小さな駅でも
硬券切符にパンチを入れるおばさん、接岨峡温泉の湯守、経営もか兼ねていらっしゃるようだ
静かな河岸の駅に小さなジーゼル機関車の唸りだけ響く、お客は私らだけ、なんだか贅沢な
同じ道、同じ線路を千頭へと戻る、往く道では気がつかなかった吊り橋、揺れるだろうなあ、
トーマスと仲間たちが迎えてくれる千頭駅、顔と装いを変えて新しい生き方を進むSLたち
お昼は、駅前食堂へ、無難なところで冷やし山菜おろし、具沢山、さっぱり、スッキリ、
温かいツユでとろろ山菜、大井本線の時刻が近づき、気が気でなくなり、味を味わえず無念が
発車時刻、車両は元近鉄特急、まるで吉野線に来たような、大井川と吉野川、川岸の縁か、
ワンマン化に改造された先頭部、シート、足回り、広い窓、乗りごごち上々の普通電車、万歳
切符は硬券、記念で貰える、ちなみにワンマン運転なのに見習い運転士さんが車掌を兼ねる
田野口で下車、しばらく待って千頭方面を待つ、整備、保守の手の届いた駅舎でくつろぐ、
非常時や、架線の整備点検に欠かせない竹はしご、訪れる人々にも鉄道員の知恵と技を伝える
植えられた花のクロアゲハがやって来た吸管を伸ばしてあの花、この花と飛び渡る姿を眺める
やって来た千頭行きは年代物、昭和33年製造、転換クロスとロングシートが混在の広い車内
窓上に並ぶ灯が素敵、本や新聞を読む人にやさしい? レトロから知る秀逸、温故知新か
先頭は二枚窓、いわゆる当時流行りの流線、流面体、南海で活躍した高野山参りの行楽型
帰りのコースは迷ったが、大井川を遡行したのだから今度は下降にしようと川沿いの道を下る
水の流れは、広い河原をあちこち左右しながら太平洋を目指す、次第に倉庫や工場が増えて、
国道1号、新幹線、国道150号をクロスパスして、海にたどり着く、大井川の川の終わり、
河口には野鳥観察園、トイレの脇にはニャニャのお家が作られていた、ジーンときたり、
大井川港から少し北上、堤防、テトラが積まれて、釣り師の姿も、海際を走ることにする、
焼津市、石津浜のデスカバリー前、あ、海岸に立ち入り禁止、工事、なんだか嫌な予感が、、
大崩海岸を通り静岡市用宗港まで来た、暗くなり雨ポツポツだがまだ帰ろうとしない、往生際
強弱のついた雨、新東名との合流からはクルマは格段に増えていつも感傷的な気持ちになる、
お土産は、千頭駅前で買った茶羊羹、名の通り、考えた通りの羊羹、あまし! お茶が欲しい